節税のポイントは適切な経費の計上

日本は所得が増えれば税額もそれに比例して増えるため、課税対象になる所得を少なくすることが節税する上でのポイントになります。そのためには確定申告の際に所得控除を漏れなく申請すること、そして経費となるものをきちんと計上することが大切です。

所得控除にはいろいろな項目がありますが、確定申告をする時に青色申告だけが受けることのできる控除もあります。それでフリーランスとして独立したエンジニアは、なるべく早い段階で開業届を提出しておくようにしましょう。そうしなければ青色申告を行うことができません。

基本的な所得控除に社会保険料控除があります。健康保険や年金といった社会保険のために支払った保険料の額に応じて所得控除が受けられます。また、任意で加入している生命保険や医療保険の保険料も支払った金額に応じて生命保険料控除が受けられます。

思わぬ出費があった年には特に節税を意識しますが、年間の医療費が一定の金額を超えた際には医療費控除が受けられますし、災害や盗難の被害に遭った際に受けることのできる雑損控除というものもあります。所得控除の種類はたくさんあるので、節税を考えているフリーランスエンジニアはまずどんな所得控除あって、自分は該当するのかをきちんと確認すると良いでしょう。

同じように経費として計上できる項目もたくさんあります。交通費や交際費、自宅を仕事場にしている場合には家賃や光熱費の一部も、常識的な金額であれば仕事に関連した支出として経費として計上できます。経費項目をしっかりとチェックするのも大切な節税対策です。